琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」
Acanthoceros zachariasii (Brun) Simonsen
- 学名
- Acanthoceros zachariasii (Brun) Simonsen, Bacillaria 2: 55. 1979.
- 基礎異名
- Attheya zachariasii Brun, Forschungsber. Biol. Stat. Plön. 2: 53. pl. 1, f. 11. 1894.
- その他異名
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- 和名
- ナガイトマキケイソウ (田中, 2002)
- 類似種との区別点
- 殻が薄いため生きた細胞は見落とされやすく,また酸などによる洗浄処理で破壊されやすい。ここに示した写真は,生試料を微分干渉顕微鏡で観察したものである。生試料を自然乾燥させて観察してもよい。
- 報告があった場所
- 汎世界種 (Krammer & Lange-Bertalot, 1991a)。日本でも各地の湖沼に広く分布 (田中, 2002)。
- 生態情報
- 真性の浮遊性種;ヨーロッパでは富栄養湖沼に広く分布するが,往々貧栄養型の湖沼にも出現する。好アルカリ性 (渡辺ら, 2005)。高酸素要求性 (Van Dam et al., 1984)。琵琶湖ではかつて6月および10月の優占種だった (根来, 1968) が,近年ではあまり多くない。
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