琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」

Achnanthes subhudsonis Hust.

        10μm
A: 北山川源流(奈良県)
        10μm
B: 紀ノ川支流高見川(奈良県)

学名
Achnanthes subhudsonis Hust., Hedwigia 63: 144. f. 9-12. 1921.
基礎異名
 
その他異名
Achnanthidium subhudsonis (Hust.) H.Kobayasi in H.Kobayasi et al. 2006.
和名
シャクレツメケイソウ (上山・小林, 1986)
類似種との区別点
狭義の Achnanthes とは明らかに異なるものの,殻内面で2本の縦溝枝の中心末端が同じ側に曲がっているなど,微細構造が Achnanthidium の多くの種とも異なっている。そのため暫定的に Achnanthes として扱っているが,属の帰属については再検討が必要であろう。
報告があった場所
タイプ産地は東アフリカ。日本では普通に見られるが,世界的には報告が少ないようである。
生態情報
好清水性 (Watanabe and Asai, 1995)。pHについては中性種 (渡辺ら, 2005)。湧水池 (渡辺ら, 2005)および河川の上流域に多く見られるようである。

走査電子顕微鏡図版

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