琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」
Aneumastus rostratus (Hust.) Lange-Bert.
- 学名
- Aneumastus rostratus (Hust.) Lange-Bert., Diatoms Europe 2: 156. 2001.
- 基礎異名
- Navicula tuscula var. rostrata Hust., Abh. Naturwiss. Vereine Bremen 20: 287. pl. 3, f. 22. 1911.
- その他異名
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- 和名
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- 類似種との区別点
- これまで Aneumastus tusculus と混同されることが多かったが,縦溝の波打ちが弱いこと,および殻縁の丸みが強いことにより区別できる (Lange-Bertalot, 2001)。
- 報告があった場所
- 北半球に散在的に分布し,地域によっては多く出現する (Lange-Bertalot, 2001)。日本では,支笏湖(北海道),琵琶湖(滋賀県),赤川(大分県;以上,渡辺ら, 2005),八郎潟調整池 (秋田県;加藤ら, 1977) などから報告されている他,別種として報告されている例も少なくないようである。
- 生態情報
- Lange-Bertalot (2001) によれば,電解質の多い淡水や汽水域に出現し,特に海岸地域の淡水に普通であるという。しかし日本でこれまでに知られている産地は,必ずしもそのような環境条件ではない。
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