琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」
Nitzschia fonticola Grunow
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A: 紀ノ川支流高見川(奈良県) |
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B: 桂川支流鴨川(京都府) |
- 学名
- Nitzschia fonticola Grunow in Cleve et J.D.Möller, Diatoms, no. 174. 1879.
- 基礎異名
- その他異名
- 和名
- 類似種との区別点
- Nitzschia frustulum よりも条線を構成する胞紋列が細かい。Nitzschia hantzschianaとは菱形に近い殻形により区別できることが多いが,大型個体ほど区別がつきにくくなる。電子顕微鏡で観察すると,殻表面の間条線が隆起しており,胞紋列は縦溝付近で二叉している。
- 報告があった場所
- おそらく汎世界種だが,同定の誤りが多かったと考えられるため世界的な分布は未詳 (Krammer and Lange-Bertalot, 1988)。同じ理由により日本での分布も未詳だが,おそらく広く分布している。
- 生態情報
- 電解質がやや少ないないしは多い水域;貧腐水~α-中腐水性 (Krammer and Lange-Bertalot, 1988)