琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」

Tabellaria flocculosa (Roth) Kütz.

        10μm
A:野洲川支流杣川(滋賀県)

学名
Tabellaria flocculosa (Roth) Kütz., Bacill. 127. pl. 17, f. 21. 1844.
基礎異名
Conferva flocculosa Roth, Catal. Bot. 292. pl. 4, fig. 4. pl. 5, f. 6. 1797.
その他異名
 
和名
 
類似種との区別点
Tabellaria fenestrata と酷似するが,条線がやや粗く,より小型 (25μm以下) になることがある。また,細胞の小型化に伴って隔壁の枚数が最大 32 枚まで多くなる(T. fenestrata の隔壁は5枚以下)。ジグザグ状あるいは星型の群体をつくる。
報告があった場所
汎世界種 (Krammer and Lange-Bertalot, 1991a)。日本からの報告も多い。
生態情報
付着性のことも浮遊性のこともある (Knudson, 1952)。高酸素要求性 (Van Dam et al., 1984)。腐植栄養あるいは貧栄養水域から,富栄養水域にまで出現する (Krammer and Lange-Bertalot, 1991a)。

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