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和  名  ヤコンオサムシ
学  名  Carabus yaconinus Bates, 1873

採集地 滋賀県今津町 1997/5/10

分      布 本州, 四国
生態情報 平地的環境 (石谷 1996), 耕地 (奥谷ら 1971, 近畿オサムシ研究グループ 1979, 八尋ら 2001, 滋賀オサムシ研究会 2003, Sota 1985b, Sota 1985d), 川原 (近畿オサムシ研究グループ 1979, 青野 1987), 河川敷 (近畿オサムシ研究グループ 1979, 寺田 1983, Ishii et al. 1996, 石谷 1996, Yamazaki et al. 1999, 八尋ら 2001, 滋賀オサムシ研究会 2003, 李・石井 2010), 二次林 (近畿オサムシ研究グループ 1979, 八尋ら 2001, 滋賀オサムシ研究会 2003), 竹やぶ (近畿オサムシ研究グループ 1979, 滋賀オサムシ研究会 2003), シイ林 (近畿オサムシ研究グループ 1979), ブドウ園 (近畿オサムシ研究グループ 1979), ヒノキ植栽林 (近畿オサムシ研究グループ 1979, 田中 1981), アカマツ林 (近畿オサムシ研究グループ 1979), ブナ林 (近畿オサムシ研究グループ 1979), ミカン畑 (近畿オサムシ研究グループ 1979, 菅 1981), クリ畑 (近畿オサムシ研究グループ 1979), コナラ林 (田中 1981), ヒノキ・スギ植栽林 (田中 1981, 田中 1991b), 林(Sota 1985b, Sota 1985d), 山地 (低地からの移入) (Sota 1985c), 平野や盆地 (曽田 1987b), 低地の照葉樹林 (曽田 1987b), オギ原 (青野 1987), ニセアカシア林 (田中 1991a), コナラ・クヌギ雑木林 (田中 1991a), 山道沿いの草地 (田中 1991b), 水田の草地 (田中 1991a, 1991b), 牧草地 (田中 1991a, 1991b), タマネギ畑 (富樫・北嶋 1993), スギ林 (富樫・杉江 1994), イチジク畑 (Ishitani and Yano 1994, 石谷 1996), 森林帯 (木元・保田 1995), アブラナ畑 (石谷 1996), 河川敷周辺とそれに連なる荒地 (滋賀オサムシ研究会 2003), 畑地 (平松 2004), 郊外の森林 (Fujita et al. 2008), 都市林 (Fujita et al. 2008), 水田 (香川 2008), 草地 (鈴木・桜谷 2010), 里山林 (鈴木・桜谷 2010) , 成虫 (Sota 1985c, Sota 1985d, Sota 1986a, 曽田 1987b, 石谷 1996, Yamazaki et al. 1999) , 4月から8月頃 (曽田 1985a, Sota 1986a, 曽田 1987b, 田中 1991a), 夏期 (田中 1981, 田中 1991a, 1991b), 出現した翌年の4月から初夏 (Sota 1985a), 4月から6月 (石谷 1996) 捕食性 (石谷 1996), スジコガネ (山下 1978), アカビロウドコガネ (山下 1978), マメコガネ (山下 1978), コイチャコガネ (山下 1978), コフキコガネ (山下 1978), コガネムシ (山下 1978), シモフリコメツキ (山下 1978), クワカミキリ (山下 1978), オオトモエ (山下 1978), シロヒトリ (山下 1978), カブラヤガ (山下 1978), キバラクメヤガ (山下 1978), フクラスズメ (山下 1978), モモスズメ (山下 1978), キマダラヒカゲ (山下 1978), チャバネセセリ (山下 1978), コアシダカグモ (山下 1978), ミミズ (山下 1978, Sota 1986d), ナメクジ (山下 1978, Sota 1986d), ウスカワマイマイ (山下 1978), イモリ (山下 1978), アマガエル (山下 1978), ウシアブ (近畿オサムシ研究グループ 1979), 幼虫はフトミミズ科のミミズ食 (曽田 1985a, Sota 1985c, Sota 1985d, 曽田 1987b, 田中 1991a), 生きた小動物を捕食する他、死体や果実などの植物質も餌としている (Sota 1985d, Sota 1987a, 曽田 1987b), 4~5月には鱗翅目幼虫の占める割合が大きい (曽田 1987b), 6~7月には、ほとんどミミズを食べている (曽田 1985a, 曽田 1987b), クモ類 (Sota 1986d), トンボ目 (Sota 1986d), 直翅目 (Sota 1986d), 異翅目 (Sota 1986d), セミの死骸 (Sota 1986d), クロクモヤガ幼虫 (Sota 1986d), オオバコヤガ幼虫 (Sota 1986d), 双翅目 (Sota 1986d), 鞘翅目 (Sota 1986d), カエル (Sota 1986d), ネズミ (Sota 1986d), 地面に落下したエノキの実 (Sota 1986d), 地面に落下したヤマコンニャクの実 (Sota 1986d), 地面に落下したアキグミの実 (Sota 1986d), 地面に落下したサクラ属の実 (Sota 1986d), 地面に落下したカキの実 (Sota 1986d), コナラやその他落下した花 (Sota 1986d), ヤマコンニャクの茎 (Sota 1986d), ケンポナシの枝 (Sota 1986d), 蛾の幼虫(幼虫) (田中 1991a), 脱皮まもないヤスデやワラジムシ(幼虫) (田中 1991a), カエルの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), カナヘビ、トカゲの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), ハシボソガラスの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), スズメの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), ノネズミの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), イタチの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), ネコの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), モグラの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), ヘビの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), ドバトの死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), 魚や貝の死体 (滋賀オサムシ研究会 2003), ガ、チョウなどの幼虫と成虫、シオヤトンボやコヤマトンボなどのトンボ類、カブトムシ、コガネムシの仲間、ノコギリクワガタ、コクワガタのクワガタの仲間、カミキリムシの仲間、オオキベリアオゴミムシやセアカヒラタゴミムシ他大小ゴミムシの仲間、マイマイカブリ、ヤコンオサムシの轢かれたもの (滋賀オサムシ研究会 2003), 灯火採集 (近畿オサムシ研究グループ 1979), 崖越冬 (菅 1981), 地表面の小さな穴に一つ一つ産卵 (Sota 1985b, Sota 1987a), 大部分は産卵期間が終わると死ぬが少数は生き残り翌年産卵する (Sota 1985b), 夜行性 (Sota 1985b), 春から初夏にかけては日中にも活動 (Sota 1985d), 新成虫の卵巣発育は秋の短日条件によって抑制される (Sota 1986a), 7月、8月の早い時期に羽化した個体は再び産卵 (田中 1991a), 季節によって活動型を変える (田中 1991a), 卵は同調発育型 (石谷 1996)
タイプ情報      
備      考 亜種:ヤコンオサムシ ssp. yaconinus, トヤマオサムシ ssp. blairi, ソタヤコンオサムシ ssp. sotai, キューピーヤコンオサムシ ssp. cupidicornis, シコクヤコンオサムシ ssp. yamaokai, セトヤコンオサムシ ssp. seto, サンインヤコンオサムシ ssp. maetai, オキヤコンオサムシ ssp. oki