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利 用 者 か ら



 A展示室は、琵琶湖のおいたちを紹介する部屋です。人間がまだあらわれる前の琵琶湖のまわりの姿を展示しています。今日は展示交流員のみなさんに利用者の声についてお話をうかがいました。

●A展示室では利用者の方からどんな質問がでますか?
 「どこで化石がでるのか」という質問が多いですね。

●どのように答えているのですか?
コウガゾウアンモナイトの化石
 「野洲川にいったらいつでもとれますよ」というと驚かれていました。じつは先日、10人ぐらいの展示交流員で集まって、化石をとりにいったんです。貝がたくさんとれました。

●現場で確かめることもあるんですね。でも古すぎて説明しにくいことはありませんか。
 たしかに50万年とか400万年といっても,ピンとこないことが多いです。そこで、お金になおして説明すると、時代の長さをよくわかってもらえることがあります。50万円とか、400万円とかね。

●なるほど、お金に直すんですか。考えますね。展示室ではどんな展示に人気がありますか?
 やはり化石のところですね。たとえばコウガゾウです。いきなり大きなゾウがあるから目立つのでしょうね。中国のゾウがなぜ日本にいたのかよく尋ねられます。

●「鉄腕ダッシュ村」(テレビ番組)の影響はありますか?
 最近は、口にされる方もいますね、恐竜のウンチなんかは人気があります。「何でわかんの?」とか。

イノシシの顎の骨

●子どもたちはどうですか?
 ゾウは子どもたちにも人気がありますが、アンモナイトを見せてくださいという子どもさんがたくさん来られます。

●ほかには?
 私は個人的には「研究室」展示のイノシシの骨をつかって話をするのが好きです。

●骨ですか?
 そうです。「どこの骨やと思う?」と聞くと、けっこう子どもたちは、熱中して取り組んでくれます。立ちどまって、聞いてくれるとこちらもつい熱が入ります。



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