琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」

Achnanthidium catenatum (Bílý et Marvan) Lange-Bert.

        10μm
A: 由良川(京都府)

学名
Achnanthidium catenatum (Bílý et Marvan) Lange-Bert., Iconogr. Diatomol. 6: 277. 1999.
基礎異名
Achnanthes catenata Bílý et Marvan, Preslia 31: 34. pl. 8, f. 1-4. 1959.
その他異名
 
和名
 
類似種との区別点
Achnanthidium minutissimum に似るが,殻端がやや頭状に突出する。また帯面から見ると,殻中央部での曲がりが弱く殻端部での曲がりが強いため,全体としてW字状を呈する。また電子顕微鏡で縦溝殻を観察すると,条線の殻端付近での放射が弱く,殻端に近付くにつれて胞紋が大きくなる傾向は見られない。
報告があった場所
ヨーロッパ,熱帯アメリカおよびマダガスカル島から確認されている (Metzeltin and Lange-Bertalot, 2002)。おそらく汎世界種 (Krammer and Lange-Bertalot, 1991b)。由良川(京都府)。どろおいみじんこ (2001) は,山形県産のものとして本種の写真を示している。
生態情報
連鎖状の群体をつくる。生態未詳。

走査電子顕微鏡図版

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