琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」
Achnanthidium minutissimum (Kütz.) Czarn.
- 学名
- Achnanthidium minutissimum
(Kütz.) Czarn., Mem. Calif. Acad. Sci. 17: 157. 1994.
- 基礎異名
- Achnanthes minutissima Kütz., Algarum German., No. 75.
1833.
- その他異名
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- 和名
- ホソミツメケイソウ (上山・小林, 1986)
- 類似種との区別点
- Achnanthidium atomus
に似るが,無縦溝殻の条線が放射しており,殻の外形がやや菱形である。また電子顕微鏡で観察すると,無縦溝殻の条線をつくる胞紋列が殻面と殻套部の間で途
切れている。Achnanthidium catenatum
にも似るが,帯面から見ると,殻中央部での曲がりが強いため,全体として“く”の字状を呈
する。また電子顕微鏡で縦溝殻を観察すると,殻端に向かうにつれて条線の放射が強くなり,胞紋が大きくなる傾向が見られる。
- 報告があった場所
- 世界各地から多数報告されている (Kellogg and Kellogg, 2002)。日本からの報告も多い。
- 生態情報
- 分布はアルカリ性水域に偏っている (Patrick and Reimer, 1967) ものの,酸性水域にも出現する
(渡辺ら, 2005)。有機汚濁に対しては広適応種 (渡辺ら, 2005)。重金属に汚染された河川で優占する (安野・畠山, 1984)。
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