琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」
Navicula veneta Kütz.
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
A: 大和川支流佐保川(奈良県) |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
B: 京大高槻農場の水田(大阪府) |
- 学名
- Navicula veneta Kütz., Bacill. 95. pl. 30, f. 76. 1844.
- 基礎異名
- その他異名
- 和名
- 類似種との区別点
- Navicula cryptocephala よりも殻中央付近の条線の放射が弱く,中心域を構成する条線数が少なく,条線を構成する胞紋列が粗い。Navicula vandamii よりも条線を構成する胞紋列が細かい。
- 報告があった場所
- 汎世界種 (Lange-Bertalot, 2001)。日本にも広く分布するが,他種(例えば Navicula cryptocephala)として報告されている例もあり,報告はあまり多くない。
- 生態情報
- 好アルカリ性種 (渡辺, 2005)。電解質が多い水域または汽水域,特に富栄養化が著しい水域;強腐水域まで耐え,しばしば産業廃水により汚染された水域で優占種になる;電解質の乏しい水域には生息できない (Lange-Bertalot, 2001)。