琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」
Ulnaria pseudogaillonii (H.Kobayasi et M.Idei) M.Idei
- 学名
- Ulnaria pseudogaillonii (H.Kobayasi et M.Idei) M.Idei in H.Kobayasi et al., H.Kobayasi's Atlas Jpn. Diatoms 12. 2006.
- 基礎異名
- Fragilaria pseudogaillonii H.Kobayasi et Idei, Jpn. J. Phycol. 27: 196. f. 1-3. 1979.
- その他異名
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- 和名
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- 類似種との区別点
- Ulnaria ulna に似るが,条線および条線を構成する胞紋がより粗い。Ulnaria としては例外的に,殻縁に結合刺をもち長い帯状群体をつくる。本種はしばしば,同様の帯状群体をつくる Ulnaria ungeriana と同定されてきたが,一般により大型で,中心区がないことで区別される。
- 報告があった場所
- 淺川(東京都),狩野川(静岡県),筑後川(福岡県)などから報告がある (小林ら, 2006)。筆者は桂川支流鴨川(京都府),紀ノ川(奈良県),勝浦川(徳島県)などでも観察している。世界的な分布は未詳。
- 生態情報
- 河川産の着生種;β-中腐水性から貧腐水性 (小林, 1995)。Asai and Watanabe (1995) は好汚濁性としている。
走査電子顕微鏡図版
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