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Goin' at Field! フィールドへ出よう!自然の贈り物見つけた! |
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展示科/ディスカバリー・ルーム担当 ■ 松尾 知 ■ 山中 裕子 |
琵琶湖博物館ディスカバリー・ルームには、現在多くの子ども達がくり返し来館しています。子ども達は、自分のできる範囲で、他の来館者に自ら進んで展示の面白さを紹介したり、スタッフの手伝いをしたりと、楽しみながらも何か博物館に役立つことをしたいと考えているようです。このように自主的・自発的に活動している子ども達が、博物館全体を利用しながら、展示物や生き物を調査し、その結果を他の来館者に紹介する活動ができないかとスタッフのなかで考えるようになりました。
博物館の建物のまわりには屋外展示があります。植栽して5年、生物も豊かになってきています。この目の前にあるフィールド(屋外展示)を、自主的に活動する場にしようと「自然の贈り物見つけた!」のプログラムが誕生しました。もともと子どもは「発見の達人」、ゆったりと時間を取れば、自然の中で多くの発見をします。今回の活動では、発見だけにとどまらず、じっくと観ることで、(形は? 色は? どんな所にいるのか? 何をしているのか?)疑問やナゾがわき、さらに興味が深まるよう、そして、参加者が主体となってそれぞれのペースで取り組めるよう、スタッフは関わりました。
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今回の参加者119人のディスカバ特派員たちの調査カードをみて行くと、1週間ごとに調査したものが変化して行く様子がわかります。6月上旬にたくさんの特派員が発見したオタマジャクシも、その後の調査ではカエルの姿になり、クワの実の食べごろの後にはコウゾの実と、発見される生き物が移り変わりました。特派員の中には、発見したものがどうなっているか再度参加し取材した子もいました。また、コースごとに発見物が異なり、特派員同士、何を見つけたか情報交換する姿もありました。今回「自然の贈り物見つけた」に参加してくれた特派員の顔ぶれと「調査カード」は琵琶湖博物館C展示室(スタッフからのメッセージ)にて展示中です。(2001年11月まで)ぜひご覧下さい。
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