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平成14年度行事・活動へのお誘い
 琵琶湖博物館では、毎年いろいろな行事や活動を実施しています。詳しい予定は3月に決まりますので、博物館までお気軽にお問い合わせください。参考までに年度当初の予定をあげると下記の通りです。
●フィールドレポーター
  平成14年度の募集を3月に行います。
●田んぼ体験教室、里山体験教室
  それぞれ通年受講者を4月に募集します。
締切は4月15日です。
琵琶湖で最大級のブルーギル
(全長28センチ、体重660グラム)  平成13年11月25日に博物館の近くで開かれた外来魚駆除キャンペーンの釣り大会で、釣り上げられた一番大きなブルーギルです。今まで見たなかで最大の大きさです。
 原産地アメリカで最大のブルーギルは体長37センチで体重は約2キロだそうです。
 大きなブルーギルは、鯛のような味がして、美味しいそうです。ドンドン釣って食べてしまいましょう。
(内藤)



 うちの家に池があって、集落の中を流れている川から自然に水を取り込み、そして出ていくようにしています。その池でいつもはコイを飼っているのですが、集落の川の改修工事の時に、水の入りが悪くなり全部死なせてしまいました。その時、ひょんなことから生きたブラックバスを手に入れることができたので、飼ってみることにしました。

 池は、コイを飼っていたときとようすが違ってきました。夏場の暑いときから藻がたくさん生えてきて、そのうち池を全部覆ってしまいました。以前は、コイが藻を食べるので、池の底がよく見えていました。また、自然に入ってきたカワムツなどの魚も、コイと仲良く棲んでいました。

 藻が繁茂することは、藻の立場からすると繁栄しているのでいいかも知れませんが、私の都合では、池の底が見えて魚がわかる方がいいのです。繁茂した藻が、冬になると枯れて池が汚くなるので、池を掃除することにしました。水をかい出してみると、いるのはブラックバスだけで、他の魚の姿はほとんどありませんでした。そこで、捕まえたブラックバスは食べてしまいました。

 今池は、コイを飼っているので、以前と変わりない姿にもどりました。しかし、安定していた生態系が乱されることは大変なことです。この小さな池でも、人間は自分の都合で勝手なことが出来るものだと驚き、その一方で、大きな琵琶湖もこの池と同じようなことが起きているのではないかと思うと恐ろしくもあります。

(内藤)




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