主任学芸員　水族繁殖学　前畑　政善

のぞき写真

　生きとし、生きるものはすべからくやがては土へと帰っていく。私もいずれは姿を消す運命ですが、後に残るものは下の写真かな？　いずれも夜中に徘徊して撮った写真（のごく一部）です。

　上の写真は、雨の晩に田んぼの排水口付近で魚に悟られないように2時間ほど石のようになり、ナマズの気配を感じるやいなや、また下の写真はビワコオオナマズが産卵に夢中になっているときにままよとばかりにシャッターを切った時の産物です。

　国内産ナマズ類の残り1種、イワトコナマズのいいのが撮れていないので、まだまだ私の夜間徘徊は続きそうです。