琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」

Cocconeis lineata Ehrenb.

学名
Cocconeis lineata Ehrenb., Abh. Konigl. Akad. Wiss. Berlin 1841: 369. 1843.
基礎異名
 
その他異名
Cocconeis placentula var. lineata (Ehrenb.) Van Heurck 1885.
和名
 
類似種との区別点
Cocconeis placentula に似るが,無縦溝殻の条線が同サイズならばより粗く,また条線を構成する胞紋が切頂軸方向に長い。Cocconeis euglypta にも似るが,大きな無縦溝殻では条線がより細かく,1つの条線を構成する胞紋数もより多い(小さな殻での区別は困難)。Cocconeis pediculus にも似るが,殻に強い湾曲は見られない。
報告があった場所
世界各地から多数報告されている (Kellogg and Kellogg, 2002)。日本からの報告も多い。
生態情報
好清水性 (Asai and Watanabe, 1995)。アルカリ性水域および植物表面に多い (Patrick and Reimer 1966)。日本の河川では Cocconeis 属中で最も普通に見られる。
       10μm
A: 紀ノ川支流高見川(奈良県)
       10μm
B: 斐伊川(島根県)

走査電子顕微鏡図版

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