琵琶湖博物館 WEB図鑑「珪藻」

Gomphonema parvulum (Kütz.) Kütz.

        10μm
A: 斐伊川(島根県)
        10μm
B: 大和川支流佐保川(奈良県)

学名
Gomphonema parvulum (Kütz.) Kütz., Spec. Alg. 65. 1849.
基礎異名
Sphenella parvula Kütz., Bacill. 83. pl. 30, f. 63. 1844.
その他異名
 
和名
ナミクサビケイソウ(上山・小林, 1986)
類似種との区別点
Gomphonema lagenula に似るが,殻形が披針状でやや異極性が強い。Gomphonema pseudoaugur よりも殻幅が狭く,条線を構成する胞紋がやや細かい。
報告があった場所
汎世界種 (Krammer and Lange-Bertalot, 1986)。日本からの報告も多いが,一部は他種を混同しているようである。
生態情報
様々な水質の場所に出現する (Krammer and Lange-Bertalot, 1986)。pH に関して中性種 (渡辺ら, 2005)。栄養塩の豊富な場所に多い (Patrick and Reimer, 1975)。有機窒素を利用できる (Van Dam et al., 1984)。フェノール排水汚染の指標藻類とされる (Palmer, 1977)。

走査電子顕微鏡図版

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