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~Online Version~

琵琶湖博物館だより

2002.8


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 ●もくじ
●特集■中世のむら探検……………………………………………………2
●館長対談■<湖辺のむら>の資源利用…………………………………3
●研究最前線■日本で3例目のカタヤ属の花粉化石……………………4
●私も博物館人■中世人になってお待ちしています。…………………5
●どこでも博物館■古琵琶湖の動物たちをタイにもとめて……………6
●利用者から…………………………………………………………………7

洗濯 せんたく
しゃがんだ女性が両手を用い、水を入れたタライの中で布を洗っている。同様の光景は、電気洗濯機が普及する以前、各地で見られた。
鋤 すき
 石山寺を建てるために人夫が土を運んで地ならしをしている。手にした鋤は、農作業用に用いられたもので、先の部分にだけU字形の鉄製の刃がついている。左イラストは、江州鋤を手にする農夫。
四ツ手網 よつであみ
 交差させた棒の四隅に結んだ、独特の形をした網で、一定の時間水中につけておいて引き上げ魚を捕る。左イラストは、昭和40年ごろ、びわ町で用いているところ。
絵はいずれも14世紀初め~16世紀初めに描かれた『石山寺縁起』(石山寺蔵、重要文化財)より。鎌倉時代の庶民風俗を伝える。
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