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2025年水族企画展示  淡水魚から見る世界の湖沼

2025年水族企画展示 淡水魚から見る世界の湖沼

2024年12月に、世界湖沼の日(8月27日)が制定されました。湖沼の重要性を多くの方に知っていただき、琵琶湖と世界の湖沼の保全が進むことが期待されています。本企画展示は、世界湖沼の日制定を記念して、世界の湖沼のことをより多くの人に知っていただくために、魚類という切り口から日本を含む世界の湖沼について紹介します。

湖沼には、河川とは違った独自の魚類相が形成されます。魚類相の成り立ちは湖沼ごとに異なり、歴史の長い湖では、その湖の環境に適応した固有種が生まれやすく、進化の場にもなります。そのため、湖沼の魚類相は湖沼ごとに特徴があります。

一方で、魚類は人間活動の影響を受けやすい生物でもあります。湖沼は、生活や農業、工業にとって最も重要なものの一つである"真水・淡水"を大量にたたえているため、開発されやすい環境です。人口が増えると富栄養化や外来種のリスクにもさらされます。水の中で生活を完結する魚類は、これらの影響を直接受けることになります。そのため、世界各地の湖沼で在来の魚類が激減するという問題が起こっています。

以上のように、魚類はそれぞれの湖沼を知るうえで欠かせない存在と言えます。今回の展示では、魚類を通して世界の湖沼を知ってもらい、それぞれの魅力はもちろん、環境問題にも関心を持ってもらうきっかけとなることを目指しています。

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※ビワマス新種記載記念展示を同時開催します。分類学的に非常に重要なタイプ標本(新種記載に用いられた標本)を特別公開します。

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開催期間
2025年07月19日(土) ~ 2025年09月28日(日)
開館時間
9時30分~17時00分(入館は16時00分まで)
場所
滋賀県立琵琶湖博物館 水族企画展示室
料金
常設展示観覧料が必要になります(本企画展示に関する追加料金はございません)