展示紹介
- 2024年4月23日(火)より、トンネル水槽が再開します。ただし、水族展示室の一部の水槽(ビワコオオナマズ水槽、コアユ水槽など)は閉鎖状態です。
水槽破損事故原因調査報告書について(2023年9月):おしらせページへ
水族展示室
湖のいまと私たち 〜水の生き物と暮らし〜
国内最大級の淡水生物の水族展示で、琵琶湖の生き物と人との関わりを紹介
琵琶湖博物館の水族展示室は展示面積が約2000平方メートルで、淡水生物の展示としては国内最大級です。この展示室では、琵琶湖とその周辺のさまざまな環境とそこにすむ生き物を紹介すると共に、私達の生活との関わりについて紹介しています。
古代湖である琵琶湖には60種を越える固有種がいます。琵琶湖の周辺では固有種の存在に育まれた固有の文化があります。しかし近年の私達の生活の変化と共に、固有種や固有の文化に危機が訪れています。水族展示は、琵琶湖の生き物と私達の関係について改めて考えるきっかけとなることを目指しています。
琵琶湖の魚たち
水族展示室では、琵琶湖や滋賀県の河川にすむ在来の魚のほぼ全種類を含む、100種類以上の魚たちを展示しています。普段はなかなか見ることがない琵琶湖の中、川の中の世界を見てみましょう。
湖魚を食べる暮らし
水族展示室では、水の生き物だけでなく、それらと人間との関わりや文化も紹介しています。これは、昔から湖の魚を食べてきた様々な湖魚料理や食文化を伝える、湖魚店の展示です。
ビワコオオナマズ
琵琶湖の主、ビワコオオナマズを目の前で見ることができます。普段は水槽の底で静かにしていますが、運が良ければ悠然と泳ぐ姿をみれるかも。私は、ビワコオオナマズをはじめとした、琵琶湖にしかいない固有種と呼ばれる魚たちの生い立ちについて、DNAの研究から調べています。
保護増殖センター
保護増殖センターでは、レッドデータブックに掲載されている種や国指定天然記念物に指定されている種の系統保存や研究を実施しています。種の絶滅を防ぎ、人と自然のより良い関係を探っていきます。
古代湖の世界
長い歴史をもつ古代湖とよばれる湖は、世界にもたくさんあります。ここでは、世界の古代湖で独自に進化してきた、ユニークな生き物たちを紹介しています。中でも、ロシアのバイカル湖に暮らす、バイカルアザラシの特徴的な体型に注目してください。
マイクロアクアリウム
琵琶湖の生物の83%は、顕微鏡を使わないと見つからないとても小さな生き物たちです。マイクロアクアリウムでは、琵琶湖やそのまわりの水域に住む、多様な小さな生き物たちを紹介しています。成安造形大学とコラボした、ミジンコ「ノロ」の巨大フィギュアも必見です。
マイクロバー
マイクロアクアリウムのMicro Bar(マイクロバー)では、小さな生き物を顕微鏡をつかって自分の目で観察することができます。お気に入りの小さな生き物を見つけたら、写真を撮って、自分のスマートフォンに転送して持ち帰ってください。