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展示紹介

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B展示室

B展示室

湖の2万年と私たち 〜自然と暮らしの歴史〜

近江の自然と人のかかわりの歴史を「龍」がナビゲート

エビタツベ

エビタツベ

発掘調査でわかった縄文時代の森の暮らし、生き物をとる水辺のなりわい、巨大な帆をはためかせて湖面を走る丸子船など、「森」「水辺」「湖」「里」を舞台に、滋賀県の多様な自然のなかで生きた過去の人びとの足跡をたどります。
滋賀県がほこる木器や漁撈用具のコレクション展示では、豊富な実物資料を披露します。縄文人のなりきりなどのハンズオン展示や、楽しいフォトスポットも数多く配置。AR(拡張現実)コーナーでは、タブレット端末やスマートフォンを通して、湖を帆走する丸子船と江戸時代の湖の周りの風景をご覧いただけます。

龍

かつて、人びとは自然の偉大さや脅威を「龍」として実現していました。龍は雨をもたらす水神でもあり、湖や川など多様な水域をもつ滋賀県では、各地に龍がまつられています。B展示室では、あちこちに現れる龍のメッセージとともに、私たちと自然の関わりの歴史をご紹介します。

縄文くらし

縄文くらし

穴太遺跡の発掘調査の成果をもとに、縄文時代の森を実物大ジオラマで再現しています。約4,000年前の琵琶湖のまわりには、常緑広葉樹のカシ類を中心とする豊かな森が広がっていました。木の実を拾い、森にすむ動物を狩る縄文人の暮らしをのぞいてみましょう。

自然のなかの仕事

自然のなかの仕事

この展示室には「人」がいます。100個をこえるエビタツベを使ってエビをとっていた船上の漁師さんの展示もそのひとつです。映像、絵画、ジオラマ、イラストを駆使して人の動きを再現しました。自然のなかで、身体をいっぱいにつかって仕事をしていた人たちの様子を感じてください。

丸子船

丸子船

丸子船、風景画、地図、農業用水のくみ上げ機械といった展示品から、人びとが琵琶湖という空間をどのように使い、ながめてきたのかを知ることができます。おもに江戸時代以降、技術とともに変化してきた湖という場所の歴史をたどってみましょう。

近江の里

近江の里

近江の「里」には長い歴史があります。中世の集落にすむ人びとのシンボルとなったお堂のジオラマでは、お堂に集まっていのる人びとの様子を実現しました。集落の人びとが資源をまもるために作り上げた掟書など、いまの自治会につながる過去の人びとの営みも紹介しています。

宮座

宮座

近江の伝統行事の核には「宮座」があります。ここでは東近江市今堀町の日吉神社の宮座にスポットをあて、宮座の神事のための特別な部屋である「シューシの間」を再現しました。宮座の皆さんの協力で撮影した映像もまじえて、長い歴史をほこる近江の宮座の雰囲気をお伝えします。