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琵琶湖博物館ブックレット⑫『近江路をめぐる石の旅』を出版しました!

 琵琶湖博物館では、学芸員をはじめ琵琶湖地域を研究・調査している関係者が執筆する「琵琶湖博物館ブックレット」シリーズをサンライズ出版(彦根市)より発行しています。このシリーズでは、琵琶湖博物館が行ってきた研究を中心に、多くの方々が興味・関心を持つ琵琶湖地域にかかわる事柄やテーマ、また、知ってもらいたい内容に関して、写真や図を多く使ってわかりやすくまとめたものです。シリーズの発行は2016年に始まり、このたび12号となる本書が発行されました。

〇著名:『琵琶湖博物館ブックレット⑫近江路をめぐる石の旅』
サンライズ出版、2021年1月20日
〇著者:長 朔男(おさ さくお)さん(草津市在住)
〇価格:1,500円(税別)

<内容>本書は、石をテーマにしたもので、人々が利用し親しんできたものを紹介し、いくつかの石のでき方についても触れられています。かつての道づくりや石垣、灯籠など、加工して利用されてきた石や、河原などにある石を自然の情景に見立てた水石・盆石など、人々は石と密接な関係にありました。本書は、そのような石を琵琶湖の周辺の旧街道ごとに5つの章に分けて、36の話題として紹介しています。これらには、今も観察ができる場所の解説も豊富にありますので、室内で読むだけでなく、野外で近くに立ち寄った時のガイド ブックとしても利用できます。著者の長 朔夫さんは、長年この地域で石の調査や採集を行われてこられた方で、琵琶湖博物館開設の準備段階から地学関係のさまざまな事業にご協力いただいています。本書が、石を楽しむガイドとして、琵琶湖地域のさらなる理解に役立つことを期待しています。

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