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淡水にもクラゲがいる!「マミズクラゲ」を観察しよう

 マイクロアクアリウムでは、現在マミズクラゲのクラゲ体の展示をしてます。
 マイクロバーコーナーのバーカウンターにある円筒形の専用水槽で、マミズクラゲを間近で見ることができます。
 マミズクラゲは初夏から晩秋にかけて、各地の池にあらわれるカサの直径1センチメートルほどの小さなクラゲです。そこで、展示では、専用水槽の曲面を利用することで、拡大しながら、その姿や泳ぎ方などの生態を詳細に見ていただくことが可能です。タイミング次第ではエサのミジンコを捕食するところも観察できるかも?涼しげに泳ぐクラゲを見て、涼を取りながら、観察には熱を入れてみてはいかがでしょうか。

展示の見どころ
『マミズクラゲ(Craspedacusta sowerbyi)』とは?
マミズクラゲ.jpg 
水中を泳ぐマミズクラゲ。触手を上げて餌を捕まえようとしている。

・日本では3種しかいない淡水に住むクラゲのうちの1
 日本には、マミズクラゲの他に2種の淡水クラゲが確認されていますが、ユメノクラゲは数回しかクラゲ体が確認されておらず、イセマミズクラゲは絶滅したとされています。

・ゆったりと上下する様子を観察しよう
 マミズクラゲはゆっくりと浮き沈みしながら、触手で餌を捕まえます。捕まえたエサはカサの中央から下がっている口へ運ばれていきます。カサと口をひねってプランクトンを食べる様子が観察できるかもしれません。

・ミズクラゲとは全く違う!?
 水族館でよく展示され、名前がよく似ているクラゲにミズクラゲがいますが、マミズクラゲとは分類上大きく離れたグループになります。体のつくりや繁殖方法も大きく違うので、写真を撮って図鑑と見比べてみましょう。
ミズクラゲ :刺胞動物門,鉢虫綱
マミズクラゲ:刺胞動物門,ヒドロ虫綱

資料提供はこちら→22020802 マミズクラゲ展示開始.pdf