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琵琶湖博物館学芸員の新著 『伝承と現代-民俗学の視点と可能性』が刊行されました

 琵琶湖博物館の加藤秀雄学芸員が執筆した『伝承と現代-民俗学の視点と可能性』が勉誠出版社から刊行されました。本書は、伝承をキーワードとする専門的学術書で、従来の民俗学における伝承研究の批判的検討を行い、現代における伝承の力を問い直す視点を提起しています。内容は三部構成で、全国の様々な伝承の実態が分析されていますが、第四章では滋賀県の事例も取り上げられています。本書でなされた議論により、近年、盛んになりつつある民俗学における理論研究の、さらなる活性化が期待されます。


                          記


・書 名:『伝承と現代―民俗学の視点と可能性―』
・著 者:加藤 秀雄(琵琶湖博物館学芸員)
<目次> *サブタイトルは省略
    序章 本書の問題意識と課題
    第一部 伝承概念再考
     第一章 伝承の研究史
     第二章 伝承概念の脱/再構築のために
     第三章 伝承研究の現代的課題
    第二部 伝承の仕組みと動態
     第四章 役割交替と伝承の相関性
     第五章 伝承意識と伝承の変化
     第六章 伝承の仕組みと動態をめぐる考察
    第三部 現代社会と伝承
     第七章 伝承の変化に見る高度経済成長
     第八章 システムと伝承
     第九章 伝承と自治の再生に向けて
    終章 本書のまとめと今後の課題
・体 裁:A5 判 368 ページ 上製本 本体価格 8,800 円(税 10%込)
・発 行:勉誠出版 2023 年 2 月発売
・紹介ページ伝承と現代-民俗学の視点と可能性|勉誠出版
・入手できるところ:琵琶湖博物館ミュージアムショップ・おいでや、県内の書店、またはインターネット販売

資料提供はこちら→20230309:加藤学芸員の新著発刊.pdf