背景色

文字サイズ

ニュース

ニュース一覧へ

  • ホーム
  • ニュース
  • 資料提供
  • 琵琶湖博物館収蔵資料の「北比良の石屋用具」が 滋賀県の有形民俗文化財に指定されました。

琵琶湖博物館収蔵資料の「北比良の石屋用具」が 滋賀県の有形民俗文化財に指定されました。

 琵琶湖博物館所蔵資料の「北比良の石屋用具」(1112点)が、滋賀県の有形民俗文化財に指定されました。本資料は、昭和20年代まで大津市の北比良で行われていた石材業に関わる資料群で、当地の石材業の親方だった方から、琵琶湖博物館に寄贈されたものです。比良山麓の丁場から切り出された「比良石」は、琵琶湖岸の小屋で加工され、船で各地に運ばれました。これは花崗岩を長尺に加工したもので、各地の鳥居や石段などに用いられています。本資料群は、鑿と鎚を中心とした石工の伝統的技術を知る上でも貴重であり、近世期以来、当地で盛んに活動した石工の全体像を今に伝えるものとなっています。
 2020 年にリニューアルした琵琶湖博物館の B 展示室では、かつての比良山麓における石の切り出しの様子を再現したジオラマも展示しています。

資料提供はこちら→20230317:北比良の石屋用具が県指定有形民俗文化財に.pdf