水族展示室部分再開に合わせて2つの水族トピック展示を開始!! ~常設展示レイアウト変更や新しい魚種など、たくさんの変化が~
 琵琶湖博物館では、5月9日の水族展示室部分再開に合わせて、2つの水族トピック展示『緊急企画!水族飼育員の推しから見る琵琶湖とその周辺の生き物たち』『ズナガニゴイ初繁殖認定』を開催します!さらに常設展示においても一部の水槽の背景やレイアウト変更、滋賀県で増加しつつある特定外来生物チャネルキャットフィッシュの生体展示を新たに始めます。 
これまでとは異なる水族展示室をお楽しみください!
■水族トピック展示「緊急企画!水族飼育員の推しから見る琵琶湖とその周辺の生き物たち」 
 オオナマズ水槽破損事故による影響を免れたビワコオオナマズ幼魚の展示をはじめ、総勢11名の水族飼育員全員による推しの生き物を紹介します。水族飼育員の視点から水族展示室の生き物を見直すと、いつもと違った楽しみ方ができるかもしれません。この水族企画展示室はコロナ禍の影響で長年閉鎖していたため、実に約4年ぶりの展示再開となります。飼育員の愛の詰まった"推し"の展示をご覧ください。
開催場所:水族企画展示室 
開催期間:2023年5月9日(火)〜9月3日(日)

■水族トピック展示「ズナガニゴイ初繁殖認定」 
 ズナガニゴイは、日本と韓国に分布するコイ科の純淡水魚で、滋賀県では県南東部の限られた河川中流域にのみ分布しています。本種の繁殖に関する情報はほとんどなく、全国の水族館でも繁殖の事例はありませんでした。琵琶湖博物館では2021年にこのズナガニゴイの自然繁殖に成功し、2022年には公益社団法人日本動物園水族館協会が定めた制度による初繁殖認定を受けました。その認定を記念して当館で繁殖したズナガニゴイの幼魚や繁殖にまつわるエピソードなどを紹介します。
開催場所:よみがえれ!日本の淡水魚 保護増殖センター前トピック展示コーナー 
開催期間:2023年5月9日(火)~2023年9月3日(日)

■チャネルキャットフィッシュの生体展示開始 
 チャネルキャットフィッシュは、北米原産の1m近くまで成長するナマズ目魚類です。動物食性が強く生態系への悪影響が強く懸念されるため、特定外来生物に指定されています。滋賀県では、瀬田川に定着しており、琵琶湖での増加が心配されています。新しい危機について多くの人に知ってもらう必要があります。
場所:水族展示室 連れてこられた生き物たち 
※以前この水槽で紹介していた「琵琶湖で捕獲されたチョウザメ(ベステル)」は古代湖の世界(チョウザメ水槽)へ移動しました。

■餌やり解説の再開!!(平日限定) 
 当館では、飼育員による餌やり解説を行っていました。コロナ禍で約3年中止していましたが、規制緩和により、再開することにしました。以下の水槽・時間で、平日に実施します。解説時間は5~10分程度です。 
 13:00頃~ カイツブリ水槽 
 13:30頃~ バイカルアザラシ水槽 
 15:30頃~ 古代魚(チョウザメ)水槽 
 ※開始時刻や解説時間は、生き物の状態などにより、前後することがございます
■水族展示室の部分再開と入館料について 
 水槽のアクリルパネル交換準備に伴い、以下の図の、黒塗りエリアは閉鎖し、灰色になり×がついている水槽は水を抜いています。当該水槽に入っていた生き物は、別に設置した水槽で見ることができます。その他に、水槽のレイアウト変更や魚の移動なども行っています。 
 再開日時:2023年5月9日(火) 9:30〜 
 再開場所:下図の通り 
 入 館 料:水族展示室部分再開に伴い、料金は通常(一般800円、高校・大学生450円)に戻ります。

資料提供はこちら→20230509:2つの水族トピック展示開催!-2.pdf