「近江のナレズシ」と「生き物供養碑」の調査結果を琵琶湖博物館フィールドレポーター交流会で報告します
概要
・6月 15 日(日)13 時 30 分より琵琶湖博物館セミナー室でフィールドレポーター交流会を実施
・2023 年度調査「近江のナレズシ県⺠大調査」の結果を報告
・2024 年度調査「生き物供養碑調査」の結果を報告
・2025 年度調査「水辺遊び調査」の調査説明を実施
詳細
琵琶湖博物館では、フィールドレポーター交流会を下記の日程で実施します。
今回のフィールドレポーター交流会では、2023 年度に実施した「近江のナレズシ県⺠大調査」と、2024 年度に実施した「生き物供養碑調査」の結果を報告します。
「近江のナレズシ県⺠大調査」では、滋賀県の伝統食であるフナズシを中心に、30 年前との比較を実施しました。食べる機会、作る機会、知る機会、どんな差が出たのでしょうか。
県⺠大調査ではありますが、今回は「滋賀県⺠以外」から寄せられたデータに基づき、その傾向をまとめました。滋賀県とそれ以外の県で、実はフナズシの食べる機会やフナズシに対する認識に違いがあることが見えてきました。
「生き物供養碑調査」では、滋賀県各地にある生き物供養碑が、何の生き物を供養しているのか、どのような経緯で供養することになったのか、調査しました。光拓本と言う技術によって碑文もきっちり読むことができました。
我々の生活に密接に関係している碑だけでなく、密輸事件の被害者となってしまった動物の供養碑も見つかるなど、意外な供養碑も多くありました。しなしながら、設置経緯を調べる中で、忘れ去られつつある供養碑も多いようで、どのようにして後世へ伝えていくか考えなくてはいけないようです。
これらの報告については、元琵琶湖博物館学芸員で、現京都華頂大学所属の橋本道範教授にコメントをいただきます。
さらに、2025 年度のフィールドレポーター調査「水辺遊び調査」の内容をお知らせします。
フィールドレポーター以外の方も、交流会への参加、調査への参加、フィールドレポーターへの参加をお待ちしております。
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