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はしかけ制度

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はしかけ制度

はしかけ制度 Q and A

はしかけ制度 Q and A

「はしかけ」制度とボランティアはどう違う?

もともとボランティアという言葉で表される活動は大変幅の広いものです。 そのため、同じ言葉でも、受ける人によって意味がずいぶん違ってきます。 下に「はしかけ」の定義を示しますが、ある人にとってはボランティアそのものであり、ある人にとってはボランティアとは違ったものに感じられることでしょう。

■「はしかけ」の定義
琵琶湖博物館の理念に共感し、共に活動を進めていこうとする意志を持っている人。
博物館で活動することが自分自身の興味や理解を深める上で役に立ち、かつその活動が琵琶湖博物館の活動の幅を広げる役に立つことを願う。
重要なのは、参加する本人が自分の役に立つ、あるいは楽しい、と思えることです。 「はしかけ」制度では博物館と「はしかけ」さんはギブ・アンド・テイクの関係にあります。

もっと具体的なイメージで知りたい

グループのひとつ「魚の会」を例に挙げましょう。
このグループには琵琶湖やその周りの魚のことを詳しく知りたい人たちが集まっています。
魚の会の重要な活動は琵琶湖に流れ込む川を調べ、魚の分布マップを作成することです。
この調査のためには、魚を捕る技術、魚を見分ける技術、標本を保存する技術の習得が欠かせません。
グループのメンバーになると、まずこうした技術の講習会を受けることになります。 集まったデータを分析すると新しい発見があります。 分析やデータ解釈の作業もグループで行いますから、その中で専門家はどんな風にデータを分析し、解釈するのかを学ぶことができます。 魚を捕ったらそれで満足、という人もいるでしょう。
もちろん、それでも構いません。でも、「もっと知りたい」「新しい研究を始めたい」という人も出て来てくれたら・・・
そうして琵琶湖博物館の活動が厚みを増していくことを私たちは願っています。
館内にいくつものグループができ、博物館の活動をより活発なものにしてくれること、参加する「はしかけ」さんが自ら向上していくと実感できること。 これが理想的な「はしかけ」制度のあり方です。

グループでないと参加できない?

今はできるだけ多くの方がきっかけをつかめるようにグループ制をとっています。 もちろん、個人で関わりを持つことも可能です。 そのためには、できるだけ館の学芸職員と話をする機会を持って下さい。

登録すると何かしなければいけない?

博物館から一定のノルマを課すことはありません。 逆に、登録しても自分で動かなければ、なにもできません。

活動する上での義務と責任

Q4.の答えにあるように、「はしかけ」制度では、登録によってすぐに何かをする義務が生じることはありません。
グループの活動に参加した時点で、それぞれのグループに固有の義務や責任が生じます。 たとえば、魚の会では知識や技術の習得のために講座や実習を受けることが必要になります。 「体験学習の日」では一般のお客様を相手にするので、社会通念の範囲で失礼のないように心がける、などもそのひとつです。
義務や責任の範囲は、参加される事業ごとに異なります。

交通費や食費などは支給される?

「はしかけ」制度は、自主的な参加が前提ですから、交通費や食費、賃金などは支給されません。 自主的な活動を行う場合には、所定の手続きを経ることによって、材料費などの必要経費を予算の範囲内で利用することができます。 ただし、必要経費には、基本的に「はしかけ」さん自身に関する費用(旅費など)は含まれません。