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フィールドレポーター2019年度第1回調査「夏のセミの調査」案内

調査案内(PDF版)、調査票(PDF版Word版)、関連資料(PDF版⇒ 調査は終了しました 

◎目的
 今回のフィールドレポーター調査は、夏に子供やお孫さんと一緒にできるセミの調査です。セミは昆虫 類の中では大型で鳴き声や姿形で種類の見分けがしやすく、特に夏の時期に集中して羽化する数種類 のセミは見つけるのも簡単です。
 一見どこにでもいそうなセミですが、実は環境によって増えたり姿を消したりと、種類によって好む環境 に違いがあります。フィールドレポーターによるセミの調査は、2004 年度に第 1 回目の調査、2005 年度 に第 2 回目の調査を行い、クマゼミが滋賀県内の多くの場所で確認されていることが分かりました。近年、 市街地にも広く生息していたアブラゼミやニイニイゼミ、ツクツクボウシが、都市化の影響で一部の地域 では減少していると言われています。14 年経過した現在、滋賀県内のセミの分布状況に変化はあるのでしょうか。セミを調べることによって、都市化や温暖化など、身近な環境の変化を知るきっかけになればと考えています。
 今回の調査では、レポーターの皆さんの身近なところで見つけたセミの成虫や鳴き声、抜け殻を調べて いただき、セミの種類と環境との関係について考えてみたいと思います。

◎調査方法
 初めて調査に参加される方は、琵琶湖博物館「フィールドレポーター」にご登録ください。
調査案内・調査資料・調査票については、フィールドレポーター便りを参考にして下さい。

 (1) 調査票
   調査票は1種類です。調査日、場所ごとに 1 枚の調査票に記入して下さい。調査の感想や自由記述 は 1 枚だけ記載して頂いても良いですし、調査日や場所についての感想がありましたら、その都度記 載して頂いても良いです。調査票は、郵送・Eメールで受け付けております。標本は後述の方法で別途送 付お願いします。
 郵送の場合は、記入済の調査票を返信用封筒に入れて、琵琶湖博物館までご返送ください。お手元に返信用封筒がない方は
  1.郵便番号 2.ご住所 3.お名前 を明記の上、FaxやE-mailなどでご請求ください。
   Fax: 077-568-4850/ E-mail: freporter△www.biwahaku.jp
   ※ メールを送付される場合には、メールアドレスの「△」を「@」に変えてください。

 (2) セミの抜け殻の採取の仕方
   種類を調べるために、特に触角と前脚は重要です。この部分が壊れていない物を探して下さい。壊 れないように丁寧に取り扱って下さい。
 (3) 標本の送り方
   抜け殻だけを採取して送って下さい。同じ場所で同じ種類は 1 個だけにして下さい。くれぐれも成虫 や成虫の死骸は送ることの無いようにお願いします。お菓子の箱や厚紙などを工夫した入れ物にテ ィッシュペーパーなどで抜け殻を軟らかく包んで入れて下さい。入れ物や抜け殻の包装にはデータ (氏名、該当する調査票の連番、採取日、分かればセミの種類)を記載して下さい。
 ① 琵琶湖博物館に直接持参して頂く場合は、担当の松岡学芸員か八尋学芸員(博物館代表電話 番号:077-568-4811)に連絡してください。
 ② 郵便局や配達業者に依頼する場合は費用のご負担をおかけします。ご協力お願い申し上げます。
 ③ 送り先 〒525-0001 草津市下物町1091番地 琵琶湖博物館フィールドレポーター担当 松岡学芸員

◎調査期間
   2019 年 6 月末(調査票が届いた日)~2019 年 9 月 30 日